翠と別れ一週間後
希「はい、これ。しっかり鍛えて貰いなさいね?」
駅のホーム。必要最低限の荷物を抱えた少年2人と慈愛に満ちた笑顔を浮かべた年配の女性がいた。
拓「何?御守り?」
龍「ママ先生のお手製か。くくっ、やっぱり先生は裁縫苦手なのな。」
茶髪で切れ長な目を眼鏡の奥で細めた彼の手には少し歪な青い小さな巾着が
そして金髪の少しつり目で目付きの悪い彼の手にもまた歪な金色の巾着が握られていた。
希「し、仕方ないでしょう。///とにかく、それを肌身離さず持っていなさいね!」
恥ずかしそうに頬を染め強引に握らせるのは彼女 兼山 希美が作った御守りだった。
それをクスクスと、けれども嬉しそうに御守りを首から下げたのは橘 拓海と伊吹 龍之介。

