翠(信造様、何度かお見かけしたが近寄りがたい方だった。しかし、陰陽師としての実力は神木に養子にされただけ流石と言うべき素晴らしい実力者だったのに…)
そして第八封印とは
京都にある八つの封印。それはこの世とあの世を繋ぐ黄泉の扉を封じた大きな大きな蓋だと幼い翠は白棹から教えてもらった。
その封印を護り、維持するのが神木家最大のお役目で最優先事項なのだと。
封印は全部で八つあり、その時代の当主が封印を護る8人を決める。そして信造様はその封印を護る1人だった。
白【封印を破りし妖はわかっておるのか?】
白棹の問いに緩く首を振るジジ様。
秋「"草"の話では人間の娘がおったそうだ。多くの妖を従わせてな。」
翠「ただの人間では…無いのですね。」
頷き、そして
秋「翠よ、そなたは第四封印を護る守護者となれ。」
翠・白「!?」

