陰陽姫 夜明けを見るものたち



飛「退魔刀…ですか。しかし私は錫杖がありますから結構です。」

蓮「僕も接近戦タイプじゃないし~」

翠「2人は今までのスタイルを崩すこと無いよ。どちらかというと拓海と龍之介ね。剣道と空手をやっていても一般人なのは否めないから。」

勘「ならばこれなどどうかな?」

そう言って差し出したのは一本の刀。

翠「龍之介、持ってみぃ。」

勘助から刀を受け取りスッと鞘から刀身を出す。

勘「この間退治した妖の爪を使った妖刀だ。鋭い切れ味だから気を付けて。」

そう言うとおもむろに懐から布を出した勘助はフワッとそれを刀身の上に投げる。

すると重力に逆らわず落ちた布は、そのまま刀に引っ掛かると思われたが

スゥ

パサリ

龍「…確かにすげぇ切れ味だな。」

布は刀身に触れた瞬間に切れてしまった。