賢「考えてみればあれからゆっくりとお前と過ごせてないんだよな。すぐに当主の仕事に旅の荷造り。ちょっと翠を充電させてくれ。」
ポテンと頭を翠の肩に乗せ、深く息を吸う。
翠「御疲れですか?」
クスッと笑い翠も賢人の頭に頬を擦り寄せる。
賢「そーですよ。御疲れですよ。だってオッサンですからね。」
賢人は蒼希に言われたことをよっぽど気にしてるのか拗ねたように口を尖らせていた。
翠「何拗ねてるんですか。私は貴方をおじさんなんて思ったこと無いんですよ?さっきだって銃を構える姿だったり、真剣な表情につい見とれてしまうくらいでしたしね。」
賢「…お前、恥ずかしげ無くよく言えるな。」
翠「言わなければ伝わりませんからね。」
そりゃそうだ。と苦笑すると賢人は翠の頬に手を伸ばし、目を合わせる。
賢「これからのお役目はこれ迄程辛いものではない。でもな、絶対に油断するな。アイツらを護り育てるのは師であるお前にしか出来ないんだ。俺は正直、翠より実力は劣る。
それでも護るから。お前を…お前達を!必ず、ね。」
翠は少し驚いたように賢人を見つめると嬉しそうに目を細め
チュッ
賢「Σ!?///」
一瞬だけ額にその柔らかい唇を押し付けた。

