陰陽姫 夜明けを見るものたち



い「はい、お世話になりました。」

賢「翠達の事は任せろ。必ず俺が護る。」

紫「頼みます。姉さん、よく無茶してしまうから…」

翠「そう?」

キョトンと不思議そうに首を傾げる翠に間髪入れずに

全「そうだよ!」

全員にそう言われては押し黙るしかない。

そんな話をしていると列車がホームに流れてきて、沢山の人々が乗り降りする。

ある程度乗客の流れが落ち着いた頃に翠達も乗り込んだ。

紫「しっかり修行してこいよ!エロ之介!」

龍「Σっな、龍之介だ!この男女!お前こそ三年の間に少しは女らしくなれよ!嫁の貰い手無くなるぜ?」

紫「Σ余計なお世話や!」

最後の最後まで喧嘩をする2人に周りで笑いが起きる。

龍「ったく、お前ももうちょっと女らしくなれば可愛いのによ。」

紫「Σ!?///」

ポツリと呟いたその言葉に顔を真っ赤にして龍之介を見上げる。

拓「うっわぁ、出た天然タラシ。」

龍「あ?何か言ったか?拓海。」

後ろにいた拓海を振り返ったので紫苑のそんな様子に気付かない。