翠「勘助様!?」
紫「兄さん、仕事は!?」
勘助は暫く鍛治場に篭っており見送りには来れないと思っていたのだが。
勘助は翠達の前まで来ると両手を膝に当て、必死に息を整える。
勘「ハァ…ハァ…ゲホッ…ハァ…ま、間に合っ…た…」
翠「だ、大丈夫ですか?」
心配になり未開封のお茶を差し出す。
勘「あ、ありがとう…ハァ…」
それを受け取り一気に飲む。
一息に半分は飲んでしまったお茶を片手に今度はしっかりと立つと勘助は苦笑いする。
勘「すまない、急いで来たから。」
翠「いえ気に為さらないで下さい。」
蒼希は勘助の近くに行きその手に握られている袋に目が行った。
蒼「ん?兄さん、それは?」
それと指すと勘助はああとその袋を差し出した。
翠「私に?」
受け取り中を確認して驚愕に目を見開く。
翠「ちょっ!これ!これって!!」
それに勘助はシーッと人差し指を唇に当てる。

