陰陽姫 夜明けを見るものたち



白【…反対は多かろう。この子にまた辛い目に遭えと言うか。】

秋「儂が決めたと申せば表立って何を言うこともなかろう。良いか翠よ。」

翠「はっ!」

秋「今それを使えるのはお主だけ。もし今宵、勘助が殺られ、第五封印が解かれたら…力を貸して貰おう。」

翠「…私が、勘助様と共に封印を護るというのは…」

秋「ならぬ。」

おずおずと言ってみるが即答されてしまった。

翠「何故ですか?」

秋「お主は要だ。何がなんでも生き延びなくてはならぬ。良いな。」

翠「………」

有無を言わせない物言いに押し黙る翠。

秋「話は以上だ。下がりなさい。」

白【まぁ待て秋雅。今日より翠の弟子とし、門下となる者が来た。一言お互い挨拶してはどうだ?】

そう言うと白棹は翠の後ろに控えていた4人に目配せして襖を更に開けさせた。