翠「はい。勘助様はお若いながらも才能溢れる方ですし人望もございます。仮に私が三年後、当主にならなくても貴方になら安心して任せられる。」
フワリと微笑む翠は綺麗で思わず見とれてしまうが、慌てて勘助は秋雅を振り仰ぐ。
秋【その子が決めたこと。儂は何も言わぬぞ。】
そう言う秋雅はどこか楽しんでいるようにしか見えなかった。
勘「し、しかし…ι」
困惑したように口ごもる勘助に更に追い討ちを掛けるように口を開くものがいた。
楓「私は翠が決めたのならば従おう。今回は翠のお陰で片付いたのだしな。封印の守護者の選抜も的確と見えたし何より勘助ならば例え代理としても任せられよう。」
楓がそう言えば他の守護者も頷く。
実質、守護者は精鋭が集まったものなので神木の幹部に当たる。それと当主が許可すれば誰も何も言えない。
今回、ここまでゴタゴタしたのは決定打を与える当主が決まっておらず、それを良いことに古参がでしゃばっているからだ。
勘「……皆がそこまで言うならば…慎んでお受けしましょう。」
勘助がその場で頭を下げると皆が拍手する。
古参も渋々ながら受け入れた。

