秋【儂の突然の死に皆には迷惑を掛けた事と思う。じゃがこれから三年、それぞれが己の中で今回の事を受け止めてほしい。儂らは弱い。故に他者に悲しみを押し付けてきた。翠の件のようにな。】
皆が息を詰める。多少なりにも罪悪感はあるようだ。
秋【じゃが、それももう止めに致そう。儂らも悲しみを分かち合い助け合いながら生きて行くのじゃ。良いな?】
一時の静寂の後、皆が頷いた。
白【さて、ではどうする?三年の間は代理を立てねばならぬだろう?】
秋【それは儂よりも翠が決めると良い。自分の留守を任せられる奴は翠が一番わかっていよう。そしてこの三年で皆の気持ちも落ち着かぬと言うならば、その者を次の当主に致せば良かろう。】
暫し考えると翠はある人物に近寄る。
翠「貴方に頼めますか?」
勘「Σわ、私か!?ιι」
声を掛けられたのは勘助。
本人にとっては予想外だったようで声が裏返ってしまった。

