陰陽姫 夜明けを見るものたち



そうして辿り着いた先には沢山の人が。

翠「…傍聴を許可されたからって…
これは殆どが聞きに来たか?」

勘「すまないが道を空けてくれないか!私達は呼ばれたものだから。」

大きな声で言えば、こちらに気付いたものが2人の姿を見とめ、左右に割れた。

勘「翠、行こう。」

頷き広間に入る。

そこには既に守護者と古参のジZ…ゲフン!が居り、そしてそれらに囲まれる形でいずなが中央に座っていた。白棹と賢人、拓海達は少し離れた所でそれを見守っている。

勘「遅くなりましたか?」

「いや、そのようなことはない。2人ともそこに座りなさい。」

古参の1人に促され座る2人。

いずなは不安そうに翠を見る。

それに翠は笑いかけて前を見据える。

「さて、皆ここに呼ばれた訳は式を飛ばしたのでわかっていよう。その娘の処遇に関してだ。」

1人の老人が代表して話を進める。

その場に居たものは一斉にいずなを見た。

それに萎縮するも俯かないのは、いずな成りのけじめだ。