次の日
仕事をしていた翠の元にヒラリと連絡用の蝶の姿をした式が来た。
翠「式?」
翠が手を伸ばすと蝶はその指先に止まる。
そしてその瞬間、翠の頭に流れる伝達。
――例の少女、いずなが目を覚ました。これより話し合いを行い少女の処遇を決める。翠及び、封印の守護者は広間に集まれよ。尚、手の空いてるものは傍聴を許可する。――
式が仕事を終えるとボッと燃えてしまい、翠が見ていた書類の上に燃えカスが残った。
翠「…何故、目を覚ました事を…」
呆然としながらも翠は立ち上がり乱暴に襖を開けて荒々しく廊下を歩く。
懐には念のため"幾太刀"を忍ばせて
勘「あっ翠!」
その途中、勘助が翠の姿を見つけ近寄ってきた。
勘「いずな殿が目を覚ましたと知っていたかい?」
翠「ええ、ちょうど私が様子を見に行ったときに目覚められましたから。」
視線を合わすことなくそのまま翠は広間に急ぐ。

