陰陽姫 夜明けを見るものたち



麗【皆さーん、食事の用意が出来ましたよ!】

台所の方から麗奈の声がした。

翠「麗奈!私は本家に戻るわ!」

そう声を掛けるとパタパタと走ってきた麗奈。

麗【だと思いサンドイッチ作りました。ちゃんと食事はなさって下さいませね?】

手渡されたタッパーを開ければ野菜たっぷりのサンドイッチがギッシリ詰まっていた。

翠「ありがとう麗奈。賢人さんと白棹と分けて食べるよ!」

ニッコリ笑い受け取ると翠はそのまま本家に帰っていった。

龍「…いずなの件、どうなるんだろうな。」

それを見送りながら龍之介はポツリと呟く。

拓「翠の事だから悪いようにはしないだろうな。けど実質、翠が仕切ってるんだし翠が決めちまっていい気がするけど…」

蓮「彼女の今までを考えれば難しいんじゃない?何かを決めるなど許されてなかっただろうしなぁ。」