龍「翠、お前どんなことをしてもってまた無茶するつもりないだろうな?」
それを見送る翠をジト目で見る龍之介に苦笑するも何も言わない。
つまりは肯定なのだろう。
龍「はぁ…頼むから、もっと自分を大切にしてくれ。」
思わず頭を抱える龍之介。
拓「そうだよ。俺達にだって頼って良いんだからさ!」
ギュッと翠の手を握る拓海の頭を撫でる。
翠「ありがとね。けど、場合によってやし。そんな心配せんとって?」
蓮「翠ちゃんの心配するなは信用出来ないからなぁ。」
フゥとため息を吐く蓮に否定できない。
翠「一先ず、私は本家に戻るわ。賢人さんに仕事押し付けてきちゃったし。」
仕事とはお役目の依頼を仕分けする作業だ。
今回は例外で一族総出のお役目となったが、その間も全国から沢山の依頼が来ていた。
お役目は普段、単独や多くても2~3人程度で行う。
それを今、翠は整理をして単独で出来るもの出来ないものに分けて手の空いている者に振り分けているのだ。
しかし当主でもないのに指示を出す翠に、未だに頭の固い頑固ジジイどm…ゴホン!古参の者達は快く思っておらず、何かと翠に突っ掛かる。
だがそんな古参達を無視し一族の中でも翠を見る目を変えるもの達が出てきていて、次の当主は翠で異議を唱える者は少ないだろう。
皆、元の日常に戻りつつも確実に変化を遂げてきている。

