翠「落ち着いて。貴女のせいじゃない!」
い「違う!私のせいよ!!私が…私がこの手で!!」
涙を流し強く拳を握り締めて血が流れるその手を、翠が優しく握る。
翠「……確かに、貴女の手は血に染まった。けどね、それは貴女の意思じゃない。貴女の意識はずっと闘っていたでしょう?
私ね、本当は彩華を憎んでしまいそうだった。でもいずなさんが彩華の過去を視せてくれたから、私は憎しみで戦わずに済んだんです。彩華をちゃんと救えなかったのは悔しいけど、私は貴女を信じ、彼女の痛み・憎しみに触れ願い通り受け入れれた。」
いずなは翠を見上げると、自分を見つめ返す瞳は慈愛があった。
翠「私はいずなさんを神木の好きにさせるつもりは無いんです。どんなことをしても貴女を護りますから、今度は私を信じて…下さいますか?」
真摯な言葉に、いずなはゆっくりと頷いた。
そして糸が切れたように再び眠ってしまう。
飛「眠ってしまいましたか?」
翠「うん。まだ無理してたんやろ。飛鳥、お願いできる?」
飛鳥は頷き、いずなを翠から受け取って彼女の部屋に運んでいった。

