龍「あー、腹減ったぁ…」

お腹を擦りながら歩いてると前から意外な人物が歩いてきた。

蓮「えっ翠ちゃん!?」

飛「翠さん、いらしてたんですか。本家は大丈夫ですか?」

翠「お帰り。休憩がてらいずなさんの様子見に来たんよ。本家もそれなりに落ち着いてるから心配いらへん。
そっちは?二条城の修復進んどる?」

拓「まぁ、それなりに。とは言っても俺達は蒼希と紫苑に習い始めたばかりだから殆ど戦力外だけど(笑)」

あははと笑う拓海に仕方ないと翠も笑う。

4人は今、"草"総出でやっている二条城の修復を手伝っている。

と言っても、霊力を使い壊れる前の状態に戻すので霊力をまだ完全に扱えない4人は少し大変だろう。

蓮「それで翠ちゃん…彼女の事を本家は…」

蓮の言葉にその場の空気が固まる。

翠「……目が覚め次第、いずなさんを罰する。内容はまだ決まっていないけれどね。」

龍「なっ!? っんだよそれ!」

ダンッと壁を殴る音がした。