陰陽姫 夜明けを見るものたち



「俺達は悪くねぇよ。なぁ?」

「ホント!こっちは怪我人の手当てして急いで上がって来たら阿部ちゃんが翠にキスしてんだもん。心配してた俺達が馬鹿みたいじゃん!?」

フンッと鼻を鳴らすのは拓海と龍之介。

その後ろには蓮と勘助、蒼希と紫苑もいた。

蒼希と紫苑は顔を真っ赤に染め、翠に視線を合わせようとせず、蓮は顔は笑っているが目が笑っておらず黒いオーラを賢人に送っていた。

そんな蓮から少し離れ勘助は翠と目が合うと困ったように笑った。

白【貴様ら、いつからいたのだ?】

勘「ついさっき。2人が口付けをしているときにね。」

翠「Σく……!///」

口付けという言葉に異常に反応し、言葉を失う翠。

蓮「…お腹空いたねぇ?帰ったら皆で焼肉食べない?阿部ちゃんの奢りで(黒笑)」

賢「Σはっ!?ちょっ、何勝手に…ιι」

龍「ああいいな!なんせ俺達、育ち盛りだし?」

拓「焼肉!一杯食べて阿部ちゃんの財布の中すっからかんにしてやる!(超良い笑顔)」

飛「阿部さん、御馳走様です。(黒笑)」

賢「……お前ら、嫉妬も大概に…ι」

全「はい?(黒笑)」

賢「ごめんなさい。」

そんなやりとりを呆然と見ていた翠に天照が近付いて居住まいを正し軽く頭を下げる。