【! これって、私達の結婚指輪!】
そう。2人が持っているのは翠が形見として引き取っていたペアリング。
【うん、これに触れた途端にあの子の霊力を感じたよ。僕らは翠に助けられたんだ。】
実は翠は蒼希と紫苑の為にもう一度護りの呪いをかけて渡そうと持っていたが双子がそれを拒否したためポケットに入れっぱなしだったのだ。
しかし彩華を追うため1人(?)氷柱で屋根に上っている際、もしあのまま両親の魂が消滅しかけていたら自分に出来る事は何かと考え、ポケットに入っていたリングに念のため霊力を少し溜めていた。運が良ければ渡せるのではと。
伊【成る程、私を必死で呼び止めたわけだ。】
ポツリと呟くと伊邪那美は2人に向き直る。
伊【あの少女、翠により全てが終わりました。貴殿方は彼女の身内と聞きました。どうか1つ礼を述べさせていただきたく存じます。】
深く頭を下げる伊邪那美に目を丸くする2人。

