陰陽姫 夜明けを見るものたち



翠「えっ…ええと、つまり殆どは御二人が護るということですか?ιι」

天【そうだ。妾が昼を護り】

月【私が夜を護ろう。】

須【太陽も月も出ぬ時は某が護ろうぞ。】

優しい声に三貴子を見上げると、全員が翠を見詰め笑っていた。

天【神木の者達にはこれ迄頼ってきたが、これからは我らも協力致そう。しかしのそなたらは変わらず八つの龍脈の封印の守護を任せたいのだが…良いか?】

それに賢人と翠は再び片膝を付き頭を垂れた。

翠・賢「勿論!」

伊【されば、私は黄泉へ還ります。任せましたよ天照、月讀、須佐之男。】

クルリと背を向けた伊邪那美に翠は慌てて待ったをかけた。

翠「御待ちください伊邪那美様!!」

伊【? どうなさいました?】

翠の叫びに立ち止まった伊邪那美が振り返ると翠はおずおずとポケットから2つのリングを取り出す。