陰陽姫 夜明けを見るものたち



それを飛鳥と蓮の手首にはめさせた。

飛「コレは?」

翠「結界の完全無効化させる数珠。本家には妖避けの結界が張られてんの。『ヒマワリの家』以上の強力なやつやから、それは肌身離さず持っといてね?」

以前、飛鳥と蓮は希美がかけていた妖避けの結界に当てられ不調を表していた。翠は2人の為にこの数珠を事前に用意していたのだ。

蓮「ありがと!翠ちゃん!」

飛鳥と蓮は翠の優しさと気遣いに胸が温かくなる想いだ。

暫く歩くと大きな門が見えてきた。

翠「あれが本家。神木陰陽道総本山。」

門をくぐるとめちゃくちゃ立派な御屋敷が姿を現した。

拓「…スッゲー…」

龍「でけーな。本家にはどんだけ人がいるんだ?」

翠「ん~、全部は把握してないけど養子で入った方が60人とその一族。あとは使用人200くらいいるから…少なくとも1000人はいるかな?」

飛「1000人…」

蓮「凄いね。」

翠「凄いの?」

白【非常識ではあるな。】

4人はスケールの大きさにため息しか出ない。

翠にしてみれば、これが常識なので不思議そうに首を傾げていた。