陰陽姫 夜明けを見るものたち



翠「話は後で…や。
それよか東はどっち?」

翠の問いにもう殆ど見えない星を見る。

飛「………北極星がアレなら…東は私達からして左側ですね。」

妖の力か、飛鳥の視力が良すぎるのか、あっさり見付けた飛鳥。

翠も空を見上げもう一度確認する。

翠(…後少し…)

翠「わかった。2人にも協力願います。そこに" "を創る。2人は私が合図したらそっちに彩華を向かせて。」

何となく翠のする事に察しがついた2人。

飛「上手くいくでしょうか?」

翠「…ホンマ飛鳥は察しが良くて助かるわ。けどね、出来る出来ないじゃない。"やる"しかないんよ。」

言葉と同時に駆け出す。

翠「うおぉぉぉぉ!」

ダンッと跳躍して幾太刀を振るう。

彩【っ!はっ!!】

彩華は手に溜めていた黒い塊を翠に放つ。

しかし、翠の唐突な行動だったので威力はたかが知れていた。

翠「やぁっ!!」

ズバッと塊を斬るとそのまま彩華を上段から攻撃する。

ガキィィン!

当然、彩華に防がれるが翠はそのまま幾太刀を押す。