翠「キャッ!!」
賢「翠!烏山も来い!」
パシッと手を掴み、翠と飛鳥の身体を引き寄せる賢人。
賢「! 障気の風か!」
背中に受けるその風に痛みを感じ見てみると、背中の皮膚がまるで火傷した様に赤くなっていた。
翠「障気!?そんな賢人さん、離して!!障気を受け続ければ貴方の身体やって無事じゃ済まへん!!」
グッと腕を突っ張ってみるが、それを許さないように賢人の腕の力が増し、賢人と飛鳥に挟まれるように抱き締められた翠は苦しそうに身じろいだだけだった。
飛「風ならば私の出番ですね!」
そう言うと掌に力を込める飛鳥。
飛「"風化爆"(フウカバク)!」
ゴゥッ
飛鳥の掌に溜まった風の塊がまるで弾丸のように彩華を攻撃した。
彩【っ!はっ!!】
キィィン!
賢人の影から攻撃したので完全に彼女の死角。飛鳥の攻撃を防ぐために障気の風を止め、斬るしかなかった。
その隙に全員がその場を離れ体勢を整えた。
彩【小癪な!!】
彩華は苛立たしげに手を合わせブツブツ何か呟いている。
賢「何をするつもりだ!?」
晴【何か嫌な気配がするね。アレを放たせてはいけない気がする。】
白『どうする翠。まだ無理か?』
翠「いや、さっき何度か斬り掛かった。少しだが剥がせてきているよ。」
飛「剥がす?」
気になる単語に飛鳥が首を傾げれば翠は人差し指を口に当て僅かに笑う。

