彩【茶番は終いか?】
静かな声に振り返ると、蒼希の光の縄は消えており守護者が何人か地に臥せっていた。
勘「一瞬でこれか…」
先程の事を説明すると、彩華は紫苑が刀に目を向けた瞬間に無理矢理足を動かして紫苑の左頬を蹴った。
吹き飛ばした紫苑には目も向けず、そのまま草薙剣で光の縄を斬るも逃がさないように守護者達が攻撃を仕掛けていた。
翠はそれを視界に入れつつも彼らに任せて双子に駆け寄ったのだ。
しかし、ほんの少し目を離しただけで守護者を倒してしまった彩華の実力はやはり格段に上がっている。
賢「大丈夫か楓殿!?」
賢人が一番近くの楓を抱き起こすも、気を失い起きる気配がない。
晴【目立った外傷は無い。命にも別状は無さそうだ。】
晴明はグルッと倒れた者達を見回し、そう言う。その瞳は何故殺さない?と問うていた。
彩【殺すことなど、いつでも出来る。じゃが、貴様らは殺さぬよ。この先の絶望を何も出来ずにそこで大人しく指をくわえて見ているがよい。】

