陰陽姫 夜明けを見るものたち



賢人も急いで4人に近付いて双子の無事を確認して安堵の息を吐いた。

賢「無事みたいだな、良かった。…まぁ、お前達はまだ若いし感情で動くこともあるだろうけど、あいつらを見習って…」

不自然に途切れた言葉に翠も視線を上げる。

翠「賢人さん?」

翠はツイッと視線を賢人が向いてる方へ向け絶句。

龍「はーなーせ拓海!アイツ紫苑の顔を蹴りやがって!ぶっ殺す!!」

拓「気持ちはわかるけど敵うわけないでしょっ!ιι」

蓮「敵う敵わないじゃないよ。僕も許せない。翠ちゃんの大事な人を傷付けた。それだけで死罪だよね。
龍之介、僕が援護するから行っといで☆」

飛「行っといで☆じゃない!ιι何焚き付けているんだ!」

青筋を浮かべ今にも彩華に飛び掛からんとする龍之介を拓海が後ろから押さえ込み、蓮も顔は笑っているが目が一切笑っていない。
彼も飛鳥が居なければフラフラと彩華に近付いて攻撃しているだろう。

賢「…あれは見習っちゃあ駄目だな。」

翠「…うん、駄目だね。」

弟子の様子に嬉しいような悲しいような複雑な翠だった。