陰陽姫 夜明けを見るものたち



翠「ご、ごめん。あの白棹?」

白【大体、貴様は考えが足らぬのだ!"霊戻し"で遠距離の攻撃をすればよかろうに何故、態々己から近付くのだ!?】

翠「いや、せやかて…ι」

白【あの後、すぐに閉じられた扉が開いたから良かったが、我が来なければ貴様など半刻(約一時間)も持たず黄泉の亡者に喰われとったぞ!】

翠「いや、せめて一刻(約二時間)位持たせて!
Σじゃなくて!ιι」

白【阿部の小僧に任せた程度ではいけなかったのか!?やはり我が傍にいなければ貴様は無茶ばかりする阿呆なのか!?】

翠「………阿呆阿呆うるさいわー!!ええ加減にそのマシンガントーク止めい!いまいち状況が把握出来ひんやろうがこの若作り小姑妖怪!!(怒)」

ズガンと脳天に肘鉄をお見舞いしてしまったが自分は悪くないだろう。本当に口を挟む隙も無かったのだ。下手をするとこのまま延々と説教が始まる可能性もあった。

白【…誰が若作りだ。】

ムムゥと口を尖らす白棹は頭を押さえ恨めがましく睨む。