陰陽姫 夜明けを見るものたち



翠「! 扉が少し閉まった!」

彩【…おのれ、どこか再封印されたな。】

翠「そうゆう事やな。負けていられへん。」

フッと笑い、刀を横に持ち刀身に手を当て呟く。

翠「先人よ 神木 翠の名のもとに命ずる 狂災を打ち砕き我が力となれ!」

すると白い刀身が僅かに光を纏い、更に神聖な力を感じさせた。

翠「…力を圧縮して…鋭く…硬く…」

晴【そう、我らは使い手に力を与えるのではない。"霊戻しの使い手"の無意識に抑えた力を最大限に引き出させる。】

翠「どこまでも研ぎ澄まして…鋼のように…」


――放つがよい!これが"霊戻し"の力!――


翠「氷結白雪 白龍!」

剣を突くと、そこから白い氷の龍が彩華に向かっていく。

彩【! くっ!】

彩華は草薙剣で受けるが、あまりの力に為す術無く吹っ飛ばされた。