陰陽姫 夜明けを見るものたち



翠(もしかしたら彩華は、わかっているのかもしれない。)

白【翠。】

考え事をしていると隣を走る白棹がハッキリと言う。

白【心が乱れている。わかっていると思うが迷いがあっては倒せる相手ではない。同情は捨てろ。】

冷たい言葉だが、間違ってはいない。白棹の言葉にしっかり頷く。

翠「わかってる。私が奴を倒す。」

足に更に力を入れて急ぐ彼女に白棹は頷きスピードを上げた。


そして二条城が見えた頃

翠「強い邪気を城の中から感じる。あそこに彩華が…

っ!!皆止まれ!!」

突然の制止にたたらを踏む面々。

しかし、いきなり過ぎて足がもつれた拓海が転びかけた。

拓「Σうぉっ!?ι」

翠「危ない!!」

グイッと腕を引き、自分の胸に閉じ込めるも勢い余ってそのまま後ろに倒れた。

次の瞬間

ゴゥッ!

「「「Σ!?」」」

頭上から火の玉が降り注ぎ、まるでこちらを阻むように炎の壁が出来た。