陰陽姫 夜明けを見るものたち



翠サイド

ゾクッ

二条城を目指し走っていた翠は、突然襲った悪寒に思わず足を止めた。

飛「翠さん?」

それに気付いた飛鳥も足を止め、彼女を振り返る。

翠(何?今の…身体の底から震えるような"気"は…)

軽く自身を抱き締める翠に他の5人も彼女の近くに集まる。

龍「翠どうした?」

拓「寒いの?」

蓮「それとも何か感じた?」

白【一瞬だが、純粋な怒りと哀しみがない交ぜになったような"気"を感じた。翠、貴様もか?】

白棹の言葉に僅かに頷く。

翠「…思ったより彩華の心は傷付いていたんやな。これはいくらなんでも哀しすぎる"気"だ。近くにいるから感じれた。」

賢「二条城の封印を解くのも時間の問題、か。急ごう。」

「「「はい!/おう!」」」

返事と共に再び足を動かすも翠の胸の内は戸惑いがあった。