翠「では、守護者を私が決めても良いでしょうか?」
賢「いいけど、俺はお前に付いていくぜ!」
襖に身体を預け手を挙げ、先に先手を打つ賢人。
翠「……危険、ですよ?」
翠は予想していたのか少しの沈黙の後、表情を変えずに賢人を見る。
賢「フッ、上等!」
不敵に笑う賢人に翠も迷いの無い目で笑った。
拓・龍・蓮・飛「勿論、俺も/僕も/私もね。」
当然と言うように4人も手を挙げる。翠は仕方ないというように苦笑する。
翠「言うと思った。白棹、4人の事、頼める?」
白【構わぬ。貴様は安心して彩華に集中するがいい。】
翠は頷き、改めて前を見据える。