翠「叔父様…」
白【何用か?志波の小僧。】
白棹は威嚇するように翠と道成の間に入る。
当然といえば当然。何せ道成は翠を憎み、蒼希と紫苑を使って殺そうと考えていたのだから。
道「翠、お前に渡したいものがある。付いてこい。」
そう言って部屋を出ようとする。
白【我も行くぞ。貴様は信用出来ぬからな。】
道「フン、好きにしろ。」
噛み付かんばかりに白棹が言えば、チラリとこちらを見ただけで道成は今度こそ部屋を出た。
翠「何やろ?ちょっと行ってくるね。」
飛「こんなときだから大丈夫と思いますが、気を付けて下さいね。」
「うん!」としっかり頷いた翠は道成の後を追い、部屋から出ていった。
暫く付いていくと道成の部屋に向かっているのに気づく。
道「入れ。」
スッと襖を開け、翠を中に入れる道成。
翠「失礼、します…」
翠は普段から必要最低限の行動しか出来ず制限されていたため、少々困惑気味だ。
ましてや道成の部屋など初めてでどうしたらよいのかわからないのだ。

