陰陽姫 夜明けを見るものたち



ガラ

シ…ン

すると今まで動いていた人々が翠が入った途端、動きを止めて静まり返った。

翠「…えー…っとιι
あの、どうなさいました?」

まさか自分が姿を見せただけでここまで静かになるとは思わなかった翠は戸惑いながら部屋を見渡す。

?「…って事やから、次に…
Σって!何や、そんなとこに突っ立って!邪魔くさ…」

ドンッとぶつかる音が蓮の後ろから聞こえ振り返ると、蒼希が鼻を押さえジロリと蓮を見上げるが翠を見つけ驚いたように動きを止めた。

紫「蒼希?どないした…
って、姉さん!?もう大丈夫なん!?」

パタパタと近付き翠を見上げる紫苑に翠は笑いかける。

翠「大丈夫。ごめんな?情けないとこ見せてしもうたわ。」

アハハと苦笑いしていると蒼希も近づいてくる。

蒼「心配なんかしちゃあいねぇが、顔色が良くなったな。
…目は少し腫れてるけど。」

翠「あー、そういやなんか重たいなぁ。」

白【蒼希よ、ところで今は誰が指示を出しているのだ?】

蒼「ん?ああ、それなら…」

道「私が一時預かっている。」

スッと近付いてきたのは志波 道成。勘助の父親だった。