陰陽姫 夜明けを見るものたち



飛「気持ち悪いですよね。今までは封印が解かれれば何かと姿を現し、人を襲い掛けていたのに。」

飛鳥の言う通り、これまでは奴らは調子に乗っては昼間から姿を現し一般人を襲い掛けていた。
しかし、封印が解かれれば必ず"草"を置いていたので被害は無かったのだ。

賢「今夜に備えてるのか、或いは昨夜に戦力を失いすぎたか。」

白【どのみち油断は出来ぬな。翠、外に出よう。勘助や他の者達は何をしている?】

ふわぁぁと欠伸とともにポンッと実体で現れた白棹。

翠「おはよう白棹。白棹もよう眠れた?」

白【まぁな。】

ポンポンと翠の頭を叩き、そのまま障子を開ける。

龍「勘助さんとか他の人達は戦いに備えて準備してたぜ。」

賢「準備ね。随分サボっちまったなぁ。」

ポリポリとバツが悪そうに頭をかく賢人も立ち上がり部屋を出る。

賢「俺も準備してくるわ。符を大量に用意しねぇとな。」

翠「そうですね。私は取り敢えず皆がどうするつもりか確認して来ます。」

翠も立ち上がり身体を伸ばす。