陰陽姫 夜明けを見るものたち



翠「それは…」

賢「悪い、今はそんなこと言ってる場合じゃないよな。忘れて…」

翠「…好き…です…」

賢「Σ!!」

忘れてくれと言おうとしたが翠が遮るように告白した。

驚いて、思わず目を見開き硬直していると赤い顔で俺を見上げてきた。

翠「何か言うて下さい。///」

賢「…いや、どうした急に?」

何とかそう聞くと、目を逸らし哀しげにポツリと溢す。

翠「私の気持ち、今夜何があるかわからへん。ジジ様の事もそうやけど、さっきの夢が嫌な予兆みたいやったから…言いとうなったんです。」

すると真剣な目で俺を見据え

翠「好きです、賢人さん。この先、何があろうと貴方を愛します。せやから、離れんといて?この手を放さないでずっと傍にいて…」

ギュッと手を握り見詰めてくる翠に、その手をそのまま口に持っていく。