翠「…それにしても、蒼希!紫苑!お前達、一体何を考えている!?いきなり攻撃してもし怪我を負わせていたら…」

蒼「んな心配する事かよ。たかだか半妖とただの人間やろ?どうなろうと関係ないんやないか?」

クッと笑う蒼い髪の少年。名を蒼希とゆうらしい。

紫「やめなよ蒼希。彼女を怒らせたら僕らは父さん母さんの二の舞だ。ほら早く見回りに行かな。」

グイッと蒼希の手を握り、紫の髪の少年はズイズイ進んで行く。名を紫苑とゆうらしい。

白【……口を慎め糞餓鬼が。】

するりと出てきたのは半透明な少年。

拓「白棹!」

拓海は嬉しそうに手を振る。

白【それ以上翠を侮辱してみろ?我が黙っておらぬぞ!】

まるで威嚇するように牙を剥く白棹。

翠「……ありがとう白棹。けど私は大丈夫やから。
けどね…"たかだか半妖とただの人間"?"どうなろうと関係ない"?ふざけたこと言うんや無い。お前達が私を気に入らんのはわかっとる。けどね、だからといって私の友人やからって傷付けてええっちゅー訳ちゃうわ!」