【刀を納めるとはどうゆうつもりだ?】
翠「使う必要ないから。
自分達の斬られた場所、よう見てみ?」
そう言われ、視線を下げると
【【【なっ!】】】
斬られた所から血が流れることはなく、その代わり氷が出来ていた。
ピキピキピキ
氷は割れることなく、それどころか拡がり始め気付いたときにはその場から動けなくなっていた。
翠「"氷結白雪 拡散華(カクサンカ)"その名の通り傷口から氷は全身に拡がり」
パキパキパキ
翠「華のように散る。」
ガシャーン!
翠の言葉通りに全身に拡がった氷はひび割れ、次の瞬間には粉々になってしまった。
翠「まぁ、華のように綺麗とは言えないか。」
【ち、調子に乗るなぁー!】
翠に向かってきたのは大きな体をした一つ目の妖。
白【我が主に何用だ?低級が。】
スッと翠の前に出る白棹。
【どけチビがぁ!!】
乱暴に腕を振り回す妖は近くにいた他の妖や、陰陽師を吹き飛ばしていた。