陰陽姫 夜明けを見るものたち



彩【良かろう。貴様に託す。
他にも遊びたいものは大蛇に付いていけ。】

そう言えば周りはザワザワとざわめき一匹、また一匹と大蛇の傍に集まっていた。

大【フッ、では失礼。】

大蛇は満足そうに笑うとそのまま消えた。

?【…試すのですな?】

大蛇が消え、入れ代わりのように現れたのは

彩【妾の心まで読むな。さとり。】

さ【クスクス、それがわしの能力ですからな。こればっかりは貴女様の命令でもどうにも成りませぬ。】

心を読む妖 さとりだった。

さ【フフ、しかし貴女様も人が悪い。大蛇を棄て駒になさるなど。】

彩【さての、何の事やら?】

妖艶に微笑み、彩華は闇に紛れていった。

さ【大蛇に殺られるか、大蛇が殺られるか。はてさてどちらに転ぶことやら。】

さとりは面白そうに大蛇が消えた方を見つめ彩華の後を追い闇に消えていったのだった。