翠が化粧を落とし、着替えを取りに部屋に帰ると
翠「……何でここにいるんですか?」
賢「よぉ、お疲れさん。」
部屋の主以上に寛いでいる賢人がいた。
それに目を少し見開くもすぐに冷静に問うと、彼は片手を上げニッと笑う。
翠「帰っていらしたんですね。見ていただけましたか?私達の舞。」
賢人の傍に座り、聞くと頭に手を置かれ
賢「ああ、丁度良い時に帰ってこれてな。最初っから見てた。綺麗だったぜ。」
優しい瞳で言われ、翠は顔を赤くして小さく「ありがとうございます…///」と呟いた。
賢「しかし、どうゆう風のふきまわしだ?あの双子がお前と共に舞うなんて。」
本当に不思議そうに翠に問う賢人に翠は嬉しそうに笑う。
翠「ちょっと、予定外にあの子達が真実を知ってしもうて…
和解したんです私達。」
賢「…和解…俺もその真実を知って良いか?」
翠「はい!賢人さんには一番に聞いて欲しかったから!」
はっきりと言った翠はそれは綺麗な笑顔で賢人を見上げる。