翠「…にしても、龍之介が女だと確認しようと紫苑の胸を鷲掴みにしたんやって?」
プッと笑う翠に、紫苑は顔を真っ赤にする。
翠「オマケに『まな板』言われて思いっきり引っ叩いたって…」
クスクスと笑いを抑えられずにいると、翠に詰め寄る紫苑。
紫「う、ううう煩いな!!///どうせ僕は翠みたいにボンッキュッボンちゃうわ!」
蒼「そうそう、お陰でサラシも余り苦しくないと…」
コーンッ
紫「黙れ蒼希!///」
紫苑は手近にあった小物入れを思いっきり蒼希に投げつけた。
バターン
ガバッ
蒼「いって…紫苑、てめぇ何すんねん!」
小物入れは見事蒼希の顎を捉えたがすぐさま起き上がる蒼希。
翠「まぁまぁ、あんたもまだ15やし、これから大きゅうなるやろ。なんやって私の妹やし。
因みに龍之介には姉ちゃんの鉄槌も下しといたよ。」
グッと拳を握る翠に顔が引き吊る。
翠の戦闘力を知るものは、たった拳骨一発でもかなり痛いのを知っている。
2人は密かに龍之介に手を合わせていた。
翠「で、本題に戻すけどやってくれんの?」
蒼「…大体、何で俺らを選ぶ?」
翠「………最後かも、しれんやろ?」
蒼・紫「「!」」
ポツリと呟かれたその言葉に、2人は何も返せなかった。
翠「何の因果か。こうして丁度いいときに和解したんやから、最初で最後に姉弟で一緒に何かしたくて」
そう言うとお互いに顔を見合せ、コクンと頷き合う。
蒼「わかった。何したらええん?」
その答えに翠は嬉しそうに微笑んだのだった。

