陰陽姫 夜明けを見るものたち



麗【残念ながら今回は翠様がやられるんですよ。】

翠「はっ!?何で!?」

ニッコリ微笑み翠に言う麗奈に、翠は驚きの声をあげる。

麗【今回の要は翠様ですからね。それに人手不足ですから翠様しかいないらしいです。】

翠「せやったら麗奈がやったらええやんか!私、やったことないのに…」

麗【私が祈るのは翠様のご無事だけですから。他の者の無事など祈れません♪】

「「「……………」」」

この翠バカめ!

翠以外の5人の心が一つになった瞬間であった。




それから翠は、ある部屋の前に来ていた。

トントン

『はい?』

翠「…あの私、だけど…今ええかな?」

『Σえっ!?ええ、けど…』

部屋の中からひどく驚いた声が聞こえたが、了承を得て襖を開ける。

カラカラ

翠「こんにちは?」

ニコッと微笑み挨拶する翠に、部屋の主である蒼希と紫苑は戸惑った顔をしていた。

紫「な、何しに来たん?」

翠「実は頼みたいことがあるんよ。」

蒼「頼み?俺達に?」

コクンと頷き、正面に座る。