蓮「いや、僕らは気付かなかったけど拓海が紫苑君は女の子だって断言したんだよ。」
翠「拓海が!?何でわかったん!?」
拓「えっ?仕草とか雰囲気とか?
ホラ俺、孤児院で育ったじゃん。色んな子達見てきたから何となくわかるよ。」
あははと暢気に笑う拓海。
基本的に拓海は素直で元気だけが取り柄みたいな感じだが、何も考えていないようで実はしっかり周りを見ているのだ。
翠「そっかぁ、わかる人にはわかるんやな。
…ん?ちょい待ち!確かめて殴られるって、龍之介!あんた何したんや!?」
グリンッと龍之介を見ると「チッ」と舌打ち。
龍「……あーもー!本当に体が動いただけだからな!他意は無いんだからな!!」
必死に言う龍之介に【いいから早く言わぬか。】と呆れたように促す白棹。
龍「……実は……」

