陰陽姫 夜明けを見るものたち



龍「うっせ。つい体が動いたんだよ。」

不機嫌そうに反論する龍之介。しかし今度は結界が揺らぐことはなかった。

拓「てゆうか、皆気付いてると思っていた。あんなに驚くなんてね。」

飛「匂いも男だったからな。全く気付かなかった。」

翠「? 皆は龍之介の頬の原因知ってるん?」

ギクリ

翠が問い掛けると全員の結界が少し歪んだ。

白【何だ?翠に知られては困ることなのか?】

それを目敏く見付けた白棹が更に問う。

ギクギクッιι

結界が更に歪みバケツが大きく揺れる。
面白いくらいに反応する4人に翠と白棹は顔を見合わす。

翠「……そういや今日、志波の御当主が火だるまになっとったなぁ。」

ポツリと呟くと蓮の結界が大きく歪み、次の瞬間には結界は解かれバケツがひっくり返った。

蓮「うわっ!?」

バシャンッ

ガンッ

蓮「Σアイテ!」

おまけに重力に従い落ちてきたバケツが見事に頭に当たった。