陰陽姫 夜明けを見るものたち



飛「このような事をするということは敵と見なして良いのだな?」

見ると飛鳥の背中から漆黒の翼が生え、耳は人間のそれではなく羽根が生えている。瞳は赤く、まるで宝石のようだ。

飛鳥は自身の翼から一枚羽根を抜き頭上に投げると、羽根は光輝き錫杖になった。

錫杖を掴み構える飛鳥。

飛「幾らなんでもいきなり攻撃とは感心しない。成敗!」

ブンッと錫杖で自身の前を薙ぎ払うと、ゴゥッとつむじ風が起こりクナイを投げた人物のいる樹に向かった。

?「なっ!?うわっ!」

?「ひゃっ!?」

つむじ風は葉で死角になっていた枝の上にいた少年2人を樹から落とした。

?「いったたぁ…」

?「何も落とすこと無いやんな…」

腰を強打したのか、痛そうに腰をさする。

少年2人が顔を上げた時、皆少なからず驚いた。

2人の少年は全く同じ顔の美少年で尚且つどこか"彼女"にも似ている。だが、彼女の美しい黒髪と違い、彼らは蒼い髪と紫の髪だ。