陰陽姫 夜明けを見るものたち



飛「蓮、大人げないぞ?」

蓮「飛鳥、だぁってさぁ~」

飛鳥?さんに注意された蓮?さんは唇を尖らせる。

?「まぁ確かに?視点を変えりゃあすぐにわかるような気がすんだよな。」

振り返ると先程飲み物を取りに行った龍之介が父さんの後ろに立っていた。

そして、アッと思った瞬間には父さんは池にダイブしていた。

バッシャーン!

蒼「りゅ、龍之介!?」

拓「あっ!龍之介ズルい!!俺もやりたかった!」

ヒョコッと首を出したのは拓海。どうやら飲み物を拓海に押し付け自分は走ってきたようだ。

龍「フン、早いもん勝ちだ!」

フフンと不敵に笑う龍之介にブーッと膨れた顔で睨んでいる。

しかし彼はどこか小動物のような気がするため、全く怖くない。

道「き、貴様こんなことをして許されると思っているのか!?」

バシャンッと顔を上げた父さんが龍之介を睨み付けるが龍之介は変わらずフンっと父さんを見下す。

龍「テメェが言うな。詳しい事情は知らねぇけどよ、テメェが一番翠を苦しめてるみてぇだからな。俺としてはそれだけで十分死罪に値するね。」

スッと手に持っていた木刀を父さんの首元に押し当てた。