陰陽姫 夜明けを見るものたち



道「家族?お前達が?馬鹿も休み休み言え。私がお前達を引き取ったのはあの娘の子供だったからだ。それ以上の感情などない。
でなければ、姉共々お前達は一族に飼い殺されていただろうな。」

蒼「あ…ね…?」

蒼希は目を見開く。

まさか!?

紫「翠…は…僕らの姉さん…!?」

信じられなかった。もし、そうだとしたら僕らは彼女をどれ程傷付けたのだろうか。

道「今更気が付くとはな。傑作だったぞ?お前達が翠を憎しみの篭った目で睨むたび、あの小娘の辛そうに歪む顔。思い出すだけで胸がスッとする!」

嘲笑う父さんに僕らは何も言えない。

蒼希が昨日、白棹に言われたという『真実を知ろうとせず』とはこの事だろうか?

紫「なんで…なんで誰も教えてくれへんかったん!?知っていたら!」

道「どうだというのだ?お前達が翠を苦しめたのは事実。調べようとしなかったのは事実だぞ。」

?「よく言うよ。調べさせるつもりも無かったくせに。」

道「!?」

蒼・紫「「あ、アンタら」」

突然、話に割って入ってきたのは銀髪の少年。その後ろには黒髪の少年もいた。