翠『私の話はお仕舞い。"解"!』
印を組み、翠は部屋の結界を解く。
翠『この事は他言無用。わかったね?』
ニコッと微笑み翠は部屋を出て行った。
蓮『どうして、彼らに何も言わないの?』
蓮は勘助に向き直り、少し冷たい眼で彼を睨む。
翠の考えもわかる。実際に彼らは憎しみを糧に修行に打ち込み、結果認められてもいる。
しかし今まで見てきたなかでだが、勘助は翠に対しては友好的なのだ。
そんな勘助が双子に真実を伝えないのは何故なのか疑問であり不快だった。
勘『……私が何故自室ではなく、翠の部屋に寝かされていると思う?』
飛・蓮『??』
突然の問いかけに首を傾げる2人。
勘助は立ち上がり、そのまま障子を開け外を眺める。
勘『翠がここを貸してくれたんだろう?自分の部屋に運べってさ。全く、彼女には助けられてばかりだ。』
飛『どうゆう事ですか?』
勘助はゆっくりと振り返り、窓枠に少し体重を預けて寂しそうに笑う。

