陰陽姫 夜明けを見るものたち



勘「それで、私が眠ってる間に何があったか詳しく教えてくれるかい?」

勘助に頷き、翠は昨夜の事を話した。

勘助は時折、険しい顔になったが最後までしっかりと聞いていた。

勘「それで、霊戻しが通用しない今ジジ様はどうするつもりで?」

翠・拓「「ほっとく。」」

勘「Σは!?」

あまりにもあっさりと言うので、素っ頓狂な声が出た。

勘「ほっとくって…」

蒼「今の彩華と殺り合うのは危険なんやって。」

紫「封印は人間にしか解けないから彩華は必ずいるし、周りの妖は龍脈のせいで妖力が上がってて強い。せやから今は手ぇ出せへんねん。」

翠「まぁ、ジジ様のお考えでは無く晴明の意見や。これやったら被害者は少なくて済むし私も賛成しました。」

そこまで聞いて勘助は、おや?っと思った。

勘「……"今は"?」

それはどうゆう意味だろう?

晴明はニヤッと笑い

晴【そ!"今は"。どう足掻こうが、奴らには敵わない。だけど、封印を全て解いた後奴らは守勢に回る。黄泉の扉は陰の気が最も高まる朔の日(※新月の事)がいいはずだし、実際彩華はそれに合わせて封印を解いている。朔の日まで残り3日。この3日にお嬢ちゃんには"霊戻し"を完全に自分のものにしてもらうんだ。】