勘「……蒼希がね、受け取ってくれなくて。」
バツが悪そうに苦笑した勘助に蒼希はちょっとむくれた。
蒼「だって、兄さんと紫苑の事は俺が護ろうと思っていたし」
翠は呆れたようにため息を吐く。
翠「ハァ、そうですか。まぁそんなところだと思ってましたが。…しかし結果的には良かったのかもしれへん。恐らく、蒼希を使ったんは勘助様がこれを持っていて手が出せへんかったんやろ。もし逆に蒼希を人質にして勘助様が私達に攻撃してはったら、無傷で助けられたかわからん。」
拓「つまり、蒼希が未熟だったから助かったって事か。」
蒼「なっ!?てめぇ!!」
腕組みして、うんうん頷く拓海に真っ赤になって噛み付く蒼希。
翠「止めな蒼希。拓海の言うことは間違ってへん。
誰かを護るんなら、中途半端が一番危険なんや。蒼希、強うなり。そんでしっかり次からは護ればええんよ。」
真剣な眼差しにたじろぐ蒼希に笑いかけ、翠は勘助を見る。
翠「何はともあれ、ご無事に戻られてようございました。しかし、第五に続き第四封印も破られ京都は益々邪気に満ちてきています。」
勘「第四封印まで…
"霊戻し"はどうだったんだい?」

