本来ならばこの場にいる奴らをブチ殺してやりたいくらい怒り心頭の白棹なのだが、これまでは翠の胸の呪印のため、そして今は翠がそれを望まないからやらないだけなのだ。
つまり彼らは翠の優しさに救われていただけに過ぎない。翠が望めば白棹は躊躇なくこの部屋を血の海にするだろう。
晴【まーまー、気持ちはわかるけど今は彩華をどうにかするほうが先だよ。】
翠「……そう、やね…申し訳ありませんでした皆様。白棹、ごめんね。晴明、おおきに。」
翠はゆっくりと身体を起こし頭を下げ、白棹と晴明にも謝罪と礼を述べる。
白棹と晴明はただ優しい目を翠に向け頭を撫でただけだったが、大丈夫。と言ったような気がした翠はただ黙ってまた頭を下げた。
晴【大分話が逸れてしまった。では、これからの事を話そうか。】

