翠「それだけなら私は何とも思いません!誰がなんと言おうと私には白棹がいたから堪えれました!しかし、白棹や歴代の器とされた方々を化け物だと仰るのは許せません!!」
翠が怒りを感じるのは自分の事はまだしも大切なもう1人の家族である白棹や、器の1人であった希美を化け物扱いされたから。
己に向かう憎悪や嫌悪は白棹が原因だとはこの少女は1mも考えたことの無いのだろうと思うと白棹は罪悪感に苛まれる。
しかし、謝れば翠は首を振り「悪いのは白棹やないから」といつだって笑うのだ。
己は大丈夫なのだと。白棹さえ傍に居てくれれば堪えられるのだと、ただ笑うのだ。
その笑顔に自分がどれ程救われたか知れない。自分に寄り添うその温もりにどれ程癒されたか知れない。
白【……我からすれば、貴様らのほうが真に化け物の様だ。】
だから許せないのだ。翠に危害を加える敵を。緊急事態だったとはいえ、幼子の彼女に彼女の両親が死んだ事への悲しみ悔しさを自分を入れた事により堂々とぶつけてくる神木を!

