晴【確かに、当時の事を文献に遺すものも無かったからな。しかし、妖ならばどうだ?】
仁・神・翠「ああ!」
ポンッと手を打つ3人。
妖は人の倍を生きる。当時の事を知る妖の1人や2人居たことだろう。
晴【初代は近くの森に棲む妖に、どうしてその集落は滅びたのか問うた。すると妖は"1人の人間の娘"が多くの妖を率いて全滅させたと言ったらしいよ。】
白【それが彩華か?】
翠「うーん、確かに今の状況に似てる。」
仁「しかし、神子がどうして妖を率いているんだ?」
神「神と妖の境界線は曖昧だ。死神、貧乏神、疫病神なんかはたまに妖側にされてる文献なんかもある。
神子である彩華が妖を従わせるなんて造作も無かったんじゃないのか?」
神居の説明に晴明も頷く。
晴【僕もそう思うよ。それに彩華は怨みを持って死んだ。その負の感情で穢れた魂に妖が惹かれたとしても不思議じゃない。】

