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秋「…そうか…霊戻しでも効かなんだか。」
報告を聞いて眉間にさらに皺を寄せるジジ様。
神「申し訳ありません。我々の力が足らず…」
秋「よい。皆が無事に帰って来ただけでも…」
「しかしジジ様!これでは封印が!!」
「いや、頼みの綱の"霊戻し"が効かぬでは我らに勝ち目など…」
「翠よ!貴様が霊戻しを完全に我が物としないためにこのような事態に陥るのだぞ!!」
1人が翠を責めると、周りも同調して翠に罵声を飛ばす。
仁「お、お待ちください!幾らなんでもそれは…」
神「翠の"霊戻し"は完璧では無いにしろ、この中では断トツの力を持っていました!」
共に戦い、翠という人間を改めて見た2人は一族のこの反応にすぐさま反論する。
しかし、ほんの数時間前は自分達も彼らと同じだったと気付き、ハッと口をつぐんだ。
2人は恐る恐る翠を振り仰ぐ。
翠「……あの、有難う御座います…?」
翠は少し目を見開き、戸惑いがちに礼を述べた。
この反応は当たり前だろう。今までなら彼らも責任を翠に押し付けようとしていたのだから。

